2013年12月6日金曜日

12/05 リビング活用術、少年の藁鞄と居間の寄席。

昨日あたりから一気に居間らしくなった「リビングルーム」。今日は店員があつまり今後の予定について作戦会議することからはじまった。その後、1人は店番、2人は本棚と漫画を受け取りに、私は写真の印刷をしにコンビニへ。何もやる事が無いようで、実は結構やることがある。店員の仕事量もやってくる人や家具によって自在に変動していく。ここは「偶然」が司る空間だ。

昼にはラジオの取材が2つきた。最初の方のパーソナリティは落語家で、なんと12月23日(月・祝)に「リビングルーム寄席」をやることになった。リビングルームで落語って、これまでのどの地域でもやったことがないはず。やはり沖縄、栄町、ここはなにかを持っている。












夕方からはいつも通り子どもたちがやってくる。今日は何人かが宿題を持ってきてやっていた。みんな何かしら自分のモノをもってきて交換を楽しんでいる。1人の少年は、木彫りの熊と木彫りの七福神、藁でできた小さな鞄を自分のぬいぐるみやかわいいバックを持ってきて交換した。彼の個性的なイメチェンにリビングルームが一役買っているのかもしれない。藁の鞄を肩にかけて出て行ったかと思ったらすぐ戻ってきた。「飴もらったらついでにこの鞄に100円いれてくれた!」と叫ぶ。まさに偶然、いや奇跡?ともかくいい交換の使い方をしているなと笑いながら感心した。


この土地も、彼らもすごく面白い。ようやく居間になってきて、これから次々と「偶然」が生まれていきそうな予感を感じつつ、私はしばらくこの「居間」を離れることになった。


(北澤潤)


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